フローレスダイヤモンドとクラリティについて
無色ダイヤモンドを見るうえで重要な、クラリティとフローレスについてまとめたページです。
GIAクラリティスケールをもとに、FLからIクラスまでの違いを整理しています。
内包物や傷が見えない、フローレスダイヤモンド

0.30ct Dカラー/FL(Flawless)のダイヤモンド
ダイヤモンドは、地球深部の高い熱と圧力のもとで形成されるため、多くの場合、内部にインクルージョン(内包物)や、表面にブレミッシュ(傷)を持っています。
フローレスダイヤモンドとは、10倍拡大で確認した際に、そうした内包物や傷が見えないと評価されるダイヤモンドです。
一つひとつのダイヤモンドに異なる特徴がある中で、フローレスはその特徴が確認されない、非常にまれなクラリティグレードです。
クラリティは、内包物や傷の見え方を示す基準
ダイヤモンドのクラリティとは、インクルージョン(内包物)やブレミッシュ(傷)が、どの程度見えるかを表す評価です。
内包物や傷が少ないほど、クラリティの評価は高くなります。
ただし、クラリティは単に「傷がある/ない」だけではなく、特徴の大きさ、位置、色、数、見え方なども含めて評価されます。
GIAクラリティスケールにおけるFLの位置
GIAのクラリティスケールは、FLからI3までの11段階に分かれています。


FL/IF/VVS/VS/SI/I の違い
FL|フローレス
10倍拡大で、インクルージョンやブレミッシュが見えない
IF|インターナリーフローレス
10倍拡大で、インクルージョンは見えず、表面特徴のみが見える
VVS1/VVS2
10倍拡大でも、インクルージョンの確認が困難
VS1/VS2
10倍拡大で、インクルージョンの確認が困難からやや容易な範囲
SI1/SI2
10倍拡大で、インクルージョンを確認できる
I1/I2/I3
10倍拡大でインクルージョンを容易に確認でき、透明度や輝きに影響する場合がある
なぜ内包物・傷が見えないフローレスは稀なのか
ダイヤモンドは一つひとつ異なる特徴を持っており、10倍拡大で見たときに、内包物や傷がまったく見えないものは多くありません。
フローレスは、内部だけでなく表面の状態まで確認されたうえで評価されるクラリティグレードです。
そのため、宝石商でも実物を見る機会が少ないほど、流通量の少ないグレードです。
GIAについて

GIAは、宝石の研究・教育・鑑定を行う機関です。
ダイヤモンドの品質を表す4Cや、国際的なダイヤモンドグレーディングシステムの発展に関わってきた機関として知られています。
GIAのレポートは、ダイヤモンドを確認するための資料として、世界中で利用されています。
関連ページ
ダイヤモンドの取扱いについては、以下のページもご覧ください。